2020/02/06

むかし普通に売っていたが今は見つからない登山用品

ウールのバンダナはひと頃市場にあってよく使われていたから、ガイドブックのたぐいにも装備の一つとして載せられていたりした。私も一枚買って冬の登山に使うだけでなく、普段でもマウンテンパーカのポケットに入れておいて寒い時は細く八つ折りくらいにしてシャツの襟の下に巻き、温かい空気が襟首から逃げるのを防ぐのに使い、マフラーは使わなかった。十数年後にどこか飲食店に置き忘れたらしく、なくした。それからネットで探したがもう作っていないらしい。バンダナで検索するとオーソドックスな (でも米国で風呂敷のように使われていた一辺が27インチくらいのバンダナより小さい) 木綿のペイズリー柄のものの他は、実用性のないオシャレアイテムしかみつからない。

あと、ダブルで厚手なニットの目庇 (まびさし) 付き目出し帽または目出帽。昔は少し高い冬山や外国の高山ではたいていみんなこれを使っていた。目の下の部分を引き下げ、口がすっかり出るくらいに伸ばして。私は内側がアクリルか何かで外側がウールの"How dry I am"とかいう外国製のを使っていたが、真冬の朝散歩に使おうと数年前に出してみるとウール部分が散々虫に食われてしまっていた。これも目出帽とかバラクラヴァなどと検索しても、特殊部隊かテロリストが覆面として使うようなシングルのやつしかない。今は山では何を使っているのだろう。高所帽?ウシャンカ??

また、まだあるにはあるけどニッカーホースは今は一社しか作っていないね。種類も少ししかない。オールドスタイルなスポーツ自転車乗りは好んでニッカーをはくが、靴下は登山者向けのニッカーホースを使うらしい。そのせいで作り続けることができるのかも。しかしニッカーの方は登山用を流用できない。自転車用は前傾姿勢のため腰の後ろがたっぶりしていないといけないから。

2020/01/16

ドコノコ (Dokonoko)

糸井重里の株式会社ほぼ日が運営する犬猫好きを対象とした SNS。犬猫を飼っている人だけでなく、飼ってない人が知っている犬猫の写真を投稿でき、まだ投稿先のスレッドがなければ自分で作れるし、自分で二つ以上のスレッドを作ることもできる。

スレッドはブックという名称で呼ばれ、投稿するにはいずれかのブックを選んでその中に投稿する。Instagram 同様コメントや「いいね」機能もある。ブックには個々の動物 (犬か猫) のものの他にオフ会のブックもある。死んだペットのブックも作れ、非公開のブックも作れる。見つけたブックはお気に入りに追加できる。また行方不明や飼主不明の動物の地域ユーザーへの告知機能もある。日本語版以外に英・仏・大陸中国語板があり、日本以外の国にも利用者が広がっている。

Instagram を真似て、縦横同一比率の画像しか投稿できない。モバイル端末用の専用アプリ (Dokonoko app) が必要。Instagram でも PC のブラウザから閲覧・Like・コメント・フォローなどができ、ブラウザの設定 (Developer tools での設定) 次第で投稿もできるのに、ドコノコはモバイル端末と専用アプリなしでは何もできない。ブラウザで dokonoko.jp を見てもブラウザ用の告知サイトが見られるだけである。隠しているアプリ用のアドレスさえ分かれば developer tools でモバイルのフリをして PC ブラウザで使えるかも知れないが。たぶんいずれ有料化する腹づもりなんだろう。エミュレータ で Windows 用に Android 環境を作って Dokonoko app を動かせるらしいが、現状ではそうまでして使うだけの魅力はない。

最初にアカウント名を設定し、自分の住居の近くのランドマーク (非公開) を選択する。ランドマークは公園のこともあるし交番であったりもする。既にあるブックを犬猫の名前で検索でき、ある個体を検索する時は利用者のランドマークの近所からリストアップされる。しかし検索対象を犬か猫かで選別することができない上に、タブレットを使っていてさえブックの被検索用アイコンも小さいので、よくある名前の動物だと都市部では事実上検索は無理な場合が多い。登録されていると分かっている動物でも正しいブック名が判らなければ難しい。インターネットは猫画像で溢れているので、正直、好きでもない猫の写真を次から次へ見させられるのにはうんざりする。とにかく非常に不便なので文句を言ってあるが、難しいのかいっこうに改善されない。

ランドマーク付近で犬猫が失踪すると知らせが来る。しかし猫だったら「ふざけんな」と思う。そんなもの捕まるわきゃない。二年余り前に偶然雄の放れ柴犬を捕まえてペットショップで預かってもらい翌日には飼主の元に戻ったことがあったが、それはその犬がうちの雌犬にしつこく寄ってきたし、抱き上げてもほとんど抵抗しないおとなしい犬だったからだ。もっと前にも雌の放れ柴を見たことがあるが、家から遠かった上にうちの犬にギャン吠えするのでどうもならなかった。

この SNS のことを最初どこかのレビューで知った時、問題にせず試してもみなかったが、大分あとになって知り合いの飼主 (その犬のブックさえ見つけられない) から砧公園でオフ会があったと聞いて試す気になった。しかし糸井御大やほぼ日スタッフが出張る公式オフ会以外を事前に知ることは一度だにできていない。あんまり知り合いのブックをマメにチェックもしていないせいもあるだろうが、これまで事前に知って参加できたのは駒沢公園の公式オフだけである。行くと有名人の糸井御大を小さい犬を連れた人たちが行列を作って取り巻き、御大に抱いてもらった犬の写真を撮っている。物販もしている。

Cats and the Internet

2019/12/31

Raul Soares

ブラジルはミナスジェライス州のど田舎の小さい町 Raul Soares,(Google Maps、 ハウソワイスのように発音) にしばらく滞在したことがある。

ある牧場に用があって来たが、そこの牧場内の獣医師夫妻の家に泊まれるものと思っていたら、既に ABC (Associação Brasileira de Criadores: ブラジル畜産者協会) の女性検査員を泊めることになっていたので、仕方なしに町の唯一のホテルに泊まった。州都ベロオリゾンテ (Belo Holizonte) で両替しそこね、ドル以外の通貨がスッカラカンのままだった。あとで牧場主がホテル代全額を払ってくれた。サンパウロに帰る旅費の分は牧場のマネジャーにドルから両替してもらった。

ブラジルでは公定の対ドルレートの他にカンビオネグロ (Câmbio Negro) という闇レートがあるが、闇どころか毎日TVや新聞で公表・更新されており、ドルを売るには公定レートよりずっと有利。サンパウロ州立大はブラジルの大学中最難関だがその割に研究業績は芳しくなく、院生も教員もいつか米国の大学で研究したい希望があって誰でも小額でも喜んでドルを買ってくれた。当時は酷いインフレで、一週間を超える分の生活費をドルから両替するのはドライアイスを十日分買い込んで戸棚に保存するのと大差なかった。この Raul Soares 訪問時の通貨はクルザードノーボ (Cruzado Novo) で、数年前のクルザードの時代よりはインフレは改善していたが、それでもまとめてドルから両替するものではなかった。

町にはもと鉄道駅があったが鉄道は撤去され駅舎は長屋式の小さいショッピングモールのようなものになっていた。牧場には一戸建て平屋のコンピューター室があり、高卒の若い男女三~四人が働いていて、町に住んでいる彼らを送迎するフォルクスワーゲンの Kombi がホテルにも寄ってくれたので毎日それで通った。

町には日系人が自動車修理工の二人しかいないということで、珍しい日本人を見るためホテルの前には毎朝子供が集まった。

ホテルの帳場にこういう文句を印刷した小さい掛け軸が下げてあった。

O rico e o pobre são duas pessoas
O soldado protege os dois
E o operário trabalha pelos três
E o vagabundo come pelos quatro
E o advogado defende os cinco
E o juiz condena os seis
E o medico examina os sete
E o coveiro enterra os oito
E o diabo carrega os nove
E a mulher engana os dez

金持ちと貧乏人の二種類の人間がいる。
兵士はこの二者を守る。
役人はこの三者のために働く。
与太者はこの四者にたかる。
弁護士はこの五者を弁護する。
判事はこの六者を断罪する。
医者はこの七者を殺す。
墓掘りはこの八者を埋める。
悪魔はこの九者の魂を地獄に運ぶ。
女はこの十者を騙す。

砂糖黍の刈りあとで寝ころんだりしたせいで、ダニがついた。リオで開かれる学会 (The World Buiatrics congress) に来る大学の研究室の先生・OBなど日本人一行を空港で出迎えると言ってあったが間に合わず、リオのホテルのエレベーターに乗り込むところで追いついた。シャワーを浴びるごとに股ぐらからまんまるに膨らんだダニがコロコロ見つかり日本人たちを恐慌におとしいれた。

2019/11/28

ガーリックハニー

Garlic honey
一日目と十一ヶ月目のガーリックハニー
Image credit: u/meehanimal


ガーリックハニーは蜂蜜に皮を剥いた大蒜を漬けて発酵させたもので、飲み物に入れるなど色々な用途があり、おいしくて健康にもいい。

蜂蜜は糖類による浸透圧が高く、その中ではほとんどどんな菌類も発育・増殖できないが、大蒜の切り口や潰した時の割れ目、皮を剥いた時についた傷など、大蒜の水分を含む組織と蜂蜜とが接触するところでは滲み出てくる大蒜の汁で薄まり、蜂蜜中の酵母菌による発酵がおきて発泡する。だから大蒜は包丁ごしに押し潰すか、麺棒などで叩いて潰してから使ったほうが発酵が速く進む。また潰せば剥けなかった薄皮も剥きやすくなる (まあ少しは)。最近では薄く輪切りにして漬ける。その方がずっと進行が速いし多少薄皮が残っていても辛くて食えない粒ができることもない。

濃縮目的で加熱してない蜂蜜ならスターターは必要ない。蜂蜜は普通大蒜より重いので大蒜が浮き上がってしまう。そうすると大蒜の蜂蜜に触れていないところでは発酵が止まってしまうので、何か適当なものがあったら重石をするといい。きれいな小さい食品用ガラス瓶とか。米国アマゾンその他ではメイスンジャー用のガラス製の重石を売っている。薄切りだと蜂蜜が軽くなるのも速いので必要ない。

発酵の進行は果汁や水を加えて加熱した穀物などよりゆっくりだが、進むと糖の消費とアルコール産生により蜂蜜の流動性が高くなる。軽くなった蜂蜜は液面近くに溜まるので、漬けてわりとすぐに瓶を動かした時液面が軽く波立つようになる。底の方はどうかわからない。時々瓶を揺すって蜂蜜を均等に混ぜ、大蒜が薄くなった蜂蜜とだけ接することのないようにする。

だいたい漬けて一週間から使え、最も美味しくなるのは三ヶ月後くらいからだそうで、冷暗所で年余の保存ができるようだ。糖が消費されて浸透圧が下がってもアルコールが増える分雑菌の繁殖は抑えられる。蜂蜜は酸性 (平均pHは3.9) なので通常ボツリヌス菌の増殖 (pH4.6以上が必要) はおこらないが、心配なら多少果実酢を加えれば中毒の気遣いはない。その目的かどうかスライスしたレモンを一緒に漬けることもある。いずれにせよ一歳未満の乳児に与えてはいけない。大蒜の臭気はするが、蜜は冷たい飲み物に入れても違和感なく美味しく飲める。他の果汁や発酵飲料などと共に炭酸水を加えて飲んだりする。生の蜂蜜と違って流動性が高いから冷たくてもよく混ざる。そのまま焼いたピッツァやトーストに塗ったり、醤油や酢など調味料を加えてソースやサラダドレッシングも作れる (鶏料理によく使われるガーリックハニーソースというのは発酵させてない) 。

使う分を発酵用のボトルから取ると、ボトルの口あたりが汚れるかスプーンなどを洗わなくてはならないかするので、ある程度発酵が進んだらスクイズボトルに移してもいい。一ヶ月くらい漬けた大蒜を食べてみると、全然辛くなくなったものと喉が焼け胃に来そうなくらい辛いものがある。辛いのは薄皮が残っていたものかも知れない。文句なく美味しく健康によく用途が広いガーリックハニーの問題点は、他の発酵食品の何よりまして材料の支度に手間がとれることだ。つまりたっぷりと仕込むには大蒜の皮と薄皮を剥くのが大変すぎる。だから沢山は仕込めないし蜜の方は一ヶ月以内に使い切ってしまう。国産の大粒の方が手間は少ないようだ。エレファントガーリックが手に入ったら試してみよう。

参考動画
Brad Makes Fermented Garlic Honey

2019/11/24

数年間豚でご飯を食べていたので、生きた豚のことはわりと詳しい。

猪は地中の植物の根や根茎や昆虫などを硬い鼻の上端で掘り出して食べるように進化して来たので、頭骨後部と背中の肩甲骨あたりを結ぶ強大な筋肉群をもっている。それは食物を得、下顎から上向きに生えた牙を有効な武器として使って身を守るだけではなく、知能の進化をも支えている。人の祖先が直立歩行することによって頭脳の発達を有利にしたのと同様に、頭を支える強い筋肉は重い大脳と頭骨をよく支えるからだ。豚には少なくとも犬と同等の知能はあると言われている。

Move over Lassie: IQ tests reveal pigs can outsmart dogs and chimpanzees

しかし様々な使途のある犬と違い、豚は雌を使って地中のトリュフを探させること以外に一部が愛玩動物としてしか使われていない。もしかして番豚として働いている個体もあるかもしれないけど。不潔な環境に住むことを強いれば不潔にしているが、犬同様に清潔にしていることもできる動物である。子豚は人見知りをしない一ヶ月かそこらのものが一番かわいい。ベトナム種の豚は小さいので、それをペット用に改良したミニ豚が日本でも飼われている。支那・ベトナム種の豚の特徴として腹が大きく垂れているところはあまり格好いいとはいえない。

pet pig
ペット豚

猪の亜種である豚も鼻先で物を持ち上げる力はとても強い。木の柵などは低い横木を押し上げることで簡単に壊されてしまうし有刺鉄線も役に立たない。豚の飼育の歴史は柵を壊す豚と修理する人間の戦いの歴史だったとも言える。大規模にやっている種豚場や養豚場のあるじには柵の修理に必要な鉄棒の溶接は必須スキルである。最近は目の粗いスチールネットフェンスに電圧をかける方式が使われることが多いらしいが、豚舎内の柵や仕切りには使えない。

猪や豚特有の攻撃行動に「しゃくり」がある。敵の股ぐらに鼻先を突っ込んでひねりを加えながら勢いよくもたげることで、例えば小柄なバークシャー種などを除き成豚の体重が300kgを軽く超えるヨーロッパ種の猪や豚は、成人男性を数m投げ飛ばすばかりか牙によって大血管やその他の臓器に致命的な傷害を与えることができる。日本で養豚が今のように集約大規模化せず、沢山の農家が少数の豚を飼っていた頃、年に数人はこれで死んでいた。もちろんそういうことをするのは去勢され六ヶ月かそこらで出荷される肉豚ではなく繁殖用の種豚である。といってもまだ牙が伸びていない六ヶ月ぐらいの繁殖用の雄豚でも人をしゃくろうとする。


人がまさに投げ上げられるところ
この人は25cmの深い裂傷を負った
Image credit: news.com.au

もちろん咬みもする。怒れる雄豚に対してその辺に落ちていたナンバープレートほどの鉄板で防戦した挙げ句に手を咬まれて数針縫う怪我をし、当の豚も危険すぎるとして屠畜場送りになったことがある。

2019/11/23

mont-bell

モンベルという会社は最近犬用品や子供服まで扱っている。でもアマゾンジャパンでカタカナや横文字でペット用カテゴリを検索してみたが、犬用靴下一点しかヒットしなかった。

むかし山に行きはじめた頃、モンベルのテントや一・二の衣料を買って使っていたが、創業後七年かそこらしか経ってないのにロゴに"Since 1975"とか入れているのが可笑しかった。よっぽどブランドに誇りというか愛があるらしい。

水道橋のさかいや (その頃の店長がのちに店を買い取って自分のアウトドア用品店をやっている) で折り畳み傘を買ったが、家に帰って開いてみるとデカデカと mont-bell のロゴが入っている。金を取って売るものじゃなく、ノベルティグッズとして配るのが適当という代物だった。返しに行ったら店長は開いた現物を展示してあったと主張して応じなかった。父に使ってもらおうとしたが、色が気に入らないと断られた。一度も使ってない。今もほぼ同様な傘を作っているが、ロゴはいくらか控えめだがまだ大きい。何様のつもりだ?

私は無印良品の衣料が好きだ。天然素材や色彩が好きなだけでなく、ロゴを入れない姿勢も好き。ただデザインは好かないものが多いので最近は台所用品やTシャツ・靴下のような下着しか買ってない。

テントはムーンライトシリーズという物の一・二人用だが、四本継ぎ・骨二本のシンプルな四つ手網式のと違って骨組みが複雑で、開くのは簡単だがショックコードの一部にテンションが偏らないように気をつけて畳むので撤収に時間がかかった。往々テントを持っていても使わずに露天で寝たのは、コリン・フレッチャーの「遊歩大全」の影響ばかりでもない。のちにカモシカスポーツのエスパースシリーズのシンプルな冬天を買った。

2019/10/10

すべりひゆの漬け物

reddit.com の r/fermentationすべりひゆの漬け物の投稿を見てから作ってみたくなった。

アマゾンジャパンで野菜の種として売られている東欧産の種子を買ったが、種子から育つのが待てないので犬の散歩中に歩道・空き地・農地など路傍を物色したが中々生えてない。とうとう見つけたので二株抜いてきて植えたら、大きな花が咲く観賞用品種だった。それでも食べるのに問題はないという。しかし、抜いてきた場所を明るい時に見たら誰かが植えたものだったらしい。野菜の種子としての商品には夏すべりひゆと冬すべりひゆとがある。冬の方はF1種だそうだ。

Purselane on sidewalk
抜いてきた場所

挿し芽もして、その間に種子も蒔いた。花は最初放置していたが、観賞用品種の種子を落とさないように、また草の成長に養分が回るようにそのうち花は蕾のうちに摘むようにした。

Purslane on a planter
プランターに挿し芽したところ

一回収穫して洗ってから潰した大蒜と黒胡椒と一緒に5%の塩水に漬けた。これは3%でも良かったかも知れない。正確に塩を計るには容器に水と野菜 (この場合すべりひゆ) を然るべき線まで入れて重量を測り、容器の乾燥重量との差を元に計算する。一部はかなり長いまま漬けたが、食べる時のことを考えたら 5cm くらいに切るべきだった。五日後に試食したが、シャキシャキとした歯ごたえで美味しかった。

最初のには大蒜と黒胡椒しか加えなかったが、ローリエ(ベイリーフ)・マスタードシードなどを加えるレシピも多い。またすべりひゆを先に茹でたり酢を含む塩水を熱くして注いだりもする。生の方が歯ごたえがいいと思うので加熱する調理法は試さない。二回目はピクリングスパイスというマスタードシードを含む各種スパイスのミックスも使ってみたが、ピリピリしすぎた。

Prepared purslane in a bottle of brine
左から二つ目が大蒜と漬けたすべりひゆ

すべりひゆはオメガ3脂肪酸を豊富に含むんだそうで、それもあてにしていたが、植物由来のオメガ3は海洋動物由来のものの代わりにはならないそうだ。しかしビタミンA・B群・C群及びそれぞれの前駆体やグルタミン酸に富んでいる。

ソース:Differences between Omega-3 Fats from Plants and Marine Animals

観賞用品種を抜いてきた場所は翌年には全然別の植物が植わっていた。また最初の年には種から出た株は全て花が咲く前に抜いて使ってしまったが、翌年それだけを蒔いて育てると、葉が大きくてそれほど厚みのない、花は黄色くてすごく小さいものが生えた。まるきり別の植物のようだ。あと、虫が付く。やっぱり野菜だ。



How to Harvest Purslane
Harvesting Purslane for Current and Future Use