2018/12/17

Cuíca

ブラジルで見た珍しい楽器の一つに Cuíca がある。起源はアフリカか、あるいは近東らしい。弦楽器と打楽器と両方の要素がありどちらでもない変わった楽器だ。しかしサンバほかブラジルの音楽では脇役としてよく使われるので、音を聞いたことのある人は少なくないはずだ。しかしどんな楽器がその音を出しているのか想像つきにくいだろう。

ブラジルにいたあいだ知っていたのは片手でつかめるほどの木の胴の片側に皮を貼り、皮の外側の中央に何かの接着剤を使ってせいぜい10cmくらいの長さの竹ひごを接着したもので、濡れた指や綿を使って竹ひごをこすると面白い音がする。演奏に大したテクニックも必要でなく、高いものでもなかったので是非中級品を一個買って帰りたいと思っていたが買いそびれた。

今調べてみたら、プロが使うようなものは普通のドラムを小型にしたような立派なもので、竹ひご (ロッド?) は内側につけてある。片手で抱え、片手を胴の中に入れてロッドをこするようになっている。検索してもかつて見たような安価な木製のものはヒットしない。

Cuícaの演奏ビデオ

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