2018/10/20

Pão de Queijo

Pão de queijo (サンパウロ辺ではポンジケイジョと発音) はマンジョカの粉・鶏卵・油脂・ナチュラルチーズなどから作る菓子で、私が南米大陸で最初に口にした食べ物である。

秋、大学の研究室の実験机の上でごろ寝して渡航の日を迎え、ちょっと風邪気味になった。後輩に空港まで送ってもらってノースウェスト航空のカナダ経由の便に乗ったが、カナダの二箇所の空港に近付くたびにスチュワードが座席を回って、熟睡している客からも容赦無く毛布を (起こさないように) 剥いで集めるので、27時間の旅の最後にはすっかり風邪をこじらせてしまった。寮に案内されるとすぐ寝付いた。翌朝、日系人の先生が食べやすかろうと持ってきてくれたのがポンジケイジョだった。

弦巻通りのナチュラルローソンで「ポンデケージョ」として似たようなものを売っているので、よく犬の散歩の途中で買って食べていた。店内で調理・加工する物には原材料表示の義務がないから店内で加工していたのだろう。少なくとも粉の1/4はマンジョカを使っているんじゃないかと思っていた。しかし昨日病院の帰りに超久しぶりに寄って買ったら裏に原材料名表示があり、二十項目に及ぶリストだった。マンジョカのマの字もなく、食品添加物の宝庫である。もう二度と買わない。

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